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遡上するテクノロジー

  • 執筆者の写真: shibata racing
    shibata racing
  • 6月26日
  • 読了時間: 2分

すべてが、AIでできる世の中がやってくるとのふれこみの、この頃ですが。それだってもともと人間が作ったものです。私たちが問われるのは、どこまでそれを精査しながら遡れるかではないでしょうか。



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2025年6月26日



アナログ信仰はいうに及ばず。どこまでテクノロジーに頼らないかを誇っている当店ですが。やっと、時代が追いついてきたなと感じます。スマホ依存から、人間性が奪われ。多くの方々がこれから離れたいと願う。それは人間回帰、自然回帰の予兆とも言えます。これは当然パソコンで書いて、インターネットであげているのですが、私は利用してやってるくらいの気持ちで、これに支配されているとは思いません。


ベスパの50Sというものは、かなりアナログであり。そのほとんどが、ライダーに委ねられている乗り物です。この乗り物に必要なのは、予測と身構え。先回りの思考がこれを操る鍵です。効かないブレーキは、心のブレーキで。ホールドできない車体は、いかにしてオートバイというものがコーナーリングしているかを、ダイレクトの感じることができます。

冷却は自然。風。それも自力でファンで起こすという。仮面ライダー1号の。ベルトの風車みたいなもので。エンジンを回すための電力は、回して起こすという。鶏と卵の思想がそこにはあります。一度得てしまったテクノロジーを、アナログの川を遡上するがごとくに、さかのぼる。間違ったことはやり直しはきくのです。


ダフトパンクというバンドは、徹底的にコンピューターを駆使した、テクノロジーのバンドでした。惜しくも解散してしまったのですが。人間味という曖昧さを排除した彼らの音楽が、世に与えた影響は大きく。いかに楽器を弾かないで、音楽を作るかを、世に問いただしました。

ここにダフトファンクという、二人組のバンドが現れて、本家の曲を、人間が完全に再現する試みが行われています。どこまで許可されて、どこまで勝手にやってるのかは、本家並みに謎なんですが。ここで行われるのは、テクノロジーの遡り。どこまでコンピューターと共存するか?決めるのは私たち。機械のしもべになってたまるか。そもそも作ったのは人間だぞ。とでもいうように。


本家を知る私から見てどうかって?コンピューターと変わらないことを、人は行えるんだなという確信が持てました。むしろ良い感じで。


 
 

Appia . meccanica - Shibata ~ Racing

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