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Appia . meccanica - Shibata ~ Racing


スローメソッド
赤城山に初冠雪。今年一番の冷え込みがやってきて、いよいよ師走らしい感じになってまいりました。いまだにバイクに乗っているあなたに贈る。スローライフのご提案です。 2025/12/04 冬はなにが良いたって、山が綺麗なのが良いですね。大気が澄んで、風が吹くと雲が出て、山が綺麗に見えます。 北斎が赤富士を描いたのは、多分冬だったんじゃぁないでしょうか。多分そうでしょう。 なんだ、今日もベスパを買えっていう話なのか?いやいやこのバイクもそうそう簡単には見つからない状況になってきているようで、皆さんもいよいよ気がついちゃったんでしょう。 こういう商売を永くやっていると、ライディングの相談というのもされるわけなのですが。 「できるだけ若いうちから始めなさい」といいますね。当然覚えも早いですし、もしもの時の怪我などにも、体が柔軟に対応します。 無論「転んで、転んでぇ〜」などという、流行語的なフレーズは私はいいません。 初めにいうのは「すぐには上手くならねえから、とにかく亀の歩みだよ」というフレーズです。 亀の歩みっていうのは、理想に近づくには時間がかかりますか
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21 時間前読了時間: 4分


オータムリーブス
盛大に紅葉した今年の秋も、いよいよ今週末まで、といった様相です。来週あたりからは本格的な冬の木立に変わりそうな気配。 猛烈な風の中、吹雪のような枯れ葉を浴びてまいりました。 2025年11月28日 先日、妙義へ行って思ったのは、もうそろそろ紅葉も限界だぞ。という感想でした。 こうなると、なんとしても今年最後の長瀞八景。まだ山が紅いうちに行きたいぞ、と本日児玉越えの風布の蜜柑山なめの長瀞ダウンヒル。 朝から、山はうっすらと霞んで、こういう日は長瀞八景はくすんでいるな。と朝の散歩で、遥か彼方にうっすら見える武甲山をふり仰ぎながら、考えたわけです。 しかし、にわかに風が吹き始め、街路樹の葉が、横殴りに吹き飛んでいく様を見て、「これならいけるかも」と気を持ち直して、出かけました。 今回はカメラのバッテリーを新品で購入し。以前のものを予備にして、万全の体制です。 今までのは、そもそも中古品で購入したカメラについていたもので、うちに来て6年ですから。ここで新品にしてみて、どのくらい持つかテストしてみたかったのです。結果は良好。今日の撮れ高にして、残量はまだ半
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7 日前読了時間: 3分


修験の山
修験道の行者がいそうな山といえば、我が地においては妙義山ということになります。 雨予想の本日、私はこの山へ向かいます。今はまだギリギリ、頂上付近まで紅葉の葉はしがみついていました。 2025年11月25日 本日は11.25。 なんのことかといえば、三島由紀夫さんが市ヶ谷駐屯地のバルコニーで演説し。総監室に戻って自決した日として記憶されています。 このことに関しては、いろいろ言われてはいますが、三島さんはなにをしたかったのか、なにを私たちにメッセージとして残したかったのか?これはなかなか難しいのです。 近年最後の切腹ですから。それ自体のインパクトのみ一人歩きしてしまった、という結末でもありました。 ただ、にわかに国の行く末は、現在、三島さんの予見した通りになり、その対応が迫られる事態になっていることは否定できない事実でしょう。 そんな朝でしたから、妙義の今年最後の紅葉を眺めつつ、最も険しい中ノ岳神社の石段に立ち向かって、厳かに首を垂れたくなったのでした。 とかなんとか。 まず妙義山の紅葉がギリギリであろうことと、おかた茶屋のもつ鍋定食をセットとして
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11月25日読了時間: 3分


ゆく秋や
この秋最後の連休となりましたが、皆様にとってもお仲間を誘ってのツーリングは、今年最後となるのではないでしょうか。 ここからは山は冬支度に入ります。 2025年11月23日 いやぁめっきりと寒さが厳しくなってまいりました。 夏の暑さが結構続いていましたから、今年の紅葉はダメなんじゃないかという私の予想は見事にはずれ、鮮烈に赤は主張しています。 この赤くなるというのは、アントシアニンとかなんとかの効果らしく。キッチリ冷え込んでる証拠でもあります。 すっかり落葉すると、私が好きな木漏れ日も、また半年先まで見られませんが、峠には日が差し込み、昼間は結構明るい感じになりますから、冬のツーリングはそれなりに好きですね。 私が木漏れ日騒ぎをしている人間だということは、古くからのお客さんは知っていると思います。 毎年新緑の頃には木漏れ日ツーリングというものも開催されたりします。 一昨年公開されて、静かに話題をさらって、きっちりカンヌをとってしまった映画が 「パーフェクトデイズ」 です。 この主人公は、毎日、代々木八幡で昼休みをします。そのときポケットカメラで、見
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11月23日読了時間: 4分


既成概念
ことオートバイに関しては、乗ってみなければわからない。という側面があります。 旧車などに関しては、易々と手に入るわけではありませんが、購入したらまず最初に取り組むことについて幾つか述べましょう。 2025年11月21日 なんか乗ってみたい。 とは、多くのユーザーさんが旧車にたいして、思っていることでしょう。もし、そう思うなら、自らの全力を傾けて、乗ってみた方がいいですね。その全力とは、気力、体力、経済力を総動員しろ。という意味です。後でいいだろう?いつまでもあると思うな旧車とカネ。ですよ。 私が薦めるのは新車ですが。それはあくまで初心者に向けたメッセージです。つまりは、何も考えずライディングに集中せよ。という意味です。 もうかなり集中した。結構オレはやった。と思った方は。可能な限り早いうちに旧車に移った方が良いでしょう。あくまで興味がある方は、ですが。 それはなぁんでか?なんでかフラメンコじゃないけれど。 本日車検場に行ったら、久しぶりにほぼ私と同い年の同業者さんと会いました。 「どうよ最近は?」と私が問うと「先月一ヶ月寝込んで仕事になりませんで
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11月21日読了時間: 4分


照葉狂言
今年の鑁阿寺の銀杏は、過去最高だったかもしれません。天候とタイミング。そして紅葉の色の濃さなど。 いまだ銀杏の葉は落ち始めていませんが、もしかするとこの週末あたりが、黄色の絨毯に出会える瞬間かも。 2025年11月17日 毎年、この季節は、足利に足繁く通うことが慣わしでしたが、今年は、ピンポイントで、ベストタイミングを狙います。 20年も鑁阿寺に通うと、もうエキスパートの領域で、家の近所の街路樹や、庭の木々の色づきなどを見ていると、脳内で鑁阿寺の境内が生成されて、リアルな映像のように浮かびます。 そんなこんなで、本日は足利詣に行ってきました。 昨日まで、織姫神社は紅葉祭りが催されていたようで、石段には灯籠が備え付けられていましたが、朝から業者さんが撤収作業に余念がありません。 なんだかねぇ、年々織姫神社の石段がキツくなるのはなんで?しかしながら、まだ登れているだけいいか。 新年は、両崖山登山も計画していますので、スクワットとかを強化しなければ、と思いました。 まだ、七五三の子供がチラホラ。 そうだよね、昨日あたりは物凄かったかもしれない。休日を外
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11月17日読了時間: 3分


里へのたより
山に始まる紅葉のたよりも、そろそろ里に届き始めました。 家の庭の沙羅の木の梢の葉っぱが、黄色と赤の2色に染まる頃、いつものように今年も長瀞辺りにも、紅葉前線が届きます。 2025年11月13日 定休日の朝から、すこしソワソワ。 なにやらどんより曇り空で、今年一番のような冷え込み。こうなると紅葉狩りも、二の足を踏んでしまいます。 何せ、まだ寒さに慣れていませんから、着ていくものとかにも気を遣います。いわゆるアウトドアをすれば汗をかくし、薄着で行けば如何にもならない。ツーリングシーズンとしても如何にもどっちつかずの11月です。 足利にしても、長瀞にしても、里の秋の彩りを占うには、うちの庭の木々たちが一つの基準になります。 なにやら最近の朝の気配を感じ取るに、そろそろ長瀞あたりがいんじゃないでしょうか。 長瀞というところは、新年から始まって、秩父夜祭の頃まで、一年中行きますが、色々な表情があります。 春の桜の賑わいから、真夏の喧騒。そして秋の彩りです。 岩畳周辺。 と言っても私が歩くところは、いわゆる定番の場所ではないですから、ほとんど観光客はいません
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11月13日読了時間: 3分


山の人生
海か山かと聞かれたら、私は間違いなく山の人生だと思います。海なし県に生まれて、人生で数えるほどしか海水浴に行っていない私は、体半分は山でできていると感じています。 2025年11月10日 毎年この季節になると、ちょっとした戦いのようになります。 それは、今年はどこへ紅葉を見に行こうか、と悩む戦いです。これは気温と標高を考えながら、どういう順番でそこへ向かうかと考えるのです。 当然天候との兼ね合いもありますが、私のような自営業者は、ベストな天候とタイミングで、そこへ向かえるという特典のようなものがありますから、かなりの確率で当たりを引けるのですが。そう言いながらも、行ってみるまでわかりません。 遠野物語で有名な柳田國男という方のレポートに、 「山の人生」 という話があります。 これは全て作り話ではなく、実際聞き歩いた談話集のようなものです。 内容は割と鮮烈なので、詳しくは書きませんが、ここで語られることの多くは、日本人と山。にまつわる深い関わりです。 突然、山に入ってしまう人の確率は、圧倒的に女性が多くて、それは産後直後であったり、更年期の頃であっ
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11月10日読了時間: 3分


ぬか喜び
まだはじまってもいないうちからソワソワすることをぬか喜びといいますが、我々にとっては重要なガソリン価格が50年ぶりに値下げになる年の瀬です。なんだかワクワクするのは私だけでしょうか。 2025年11月4日 十円二十円でガタガタいうのも大人げないかもしれませんが、いよいよガソリン暫定税率の廃止が本決まりのようですね。 おかしな円安前には、リッター120円台だったのに、この二、三年のガソリン価格には、やはり何か解せない感じを否めなかったのですが、ここから円高基調になって、おまけに税率廃止で、リッター100円になるのか?おい化石燃料。 私は、EVはそもそもダメだと思っていて。例の出川さんの番組などは、おばさんと二時間もくっちゃべって、やっと走り始めたと思ったら、すぐに「やばいよやばいよ」じゃぁ。どこにも行けないでしょう。あの番組はある意味EV下げのキャンペーンです。 私個人は、この先もEVに舵を切るつもりは毛頭なくて、ガソリンが供給される限り、オートバイと付き合い。もし化石燃料が枯渇した時は、おとなしく歩きの人生に切り替えると心に決めています。EV嫌い
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11月4日読了時間: 4分


錦秋の風景25'
隣の人のことを考えている場合でもなく。秋は一気に深まり足早に過ぎてゆきます。こうなるとうかうかしていられません。今年はどんな秋の風景に出会えたのでしょうか。 2025年10月30日 里はまだ少し早い感じなのですが、標高が高いところでは、今年も紅葉が始まったようです。 猛暑によって多くの木々が色づく前に、早々と葉を落とし。今年はあまり期待できないんじゃないかと考えていたのですが。そこは流石に、綺麗なところはやはりそのようで。今年もそろそろ皆様も紅葉狩りの準備はよろしいでしょうか。 軽井沢在住を謳っている私といたしましては、やはり近所を散歩して、里より5度低い気温が演出した山の落葉樹の彩を、みなさまに見ていただく必要があるでしょう。 今年は春先から、嫌というほど私の軽井沢のことは紹介していますが、秋の彩りはまた格別です。 本日は、「水源地の道」を散歩してみましょう。ひと足早く秋の盛りをお届けします。 この道の始まりは、レイモンドの教会の、水車の道から枝分かれし、左に上がると、わりと険しく高度を上げて、愛宕上水道。というエリアに向かって伸びています。.
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10月30日読了時間: 3分


猫町紀行
初めて行った街の風景に、心が動かされて。またその街を訪ねても、初めの印象と違っていた。という経験は、みなさまにもあるでしょう。それは魔法が解けたということなのでしょうか。 2025年10月26日 美人は三日で飽きる。という言葉がありますが。どんなに美しいと感じたものでも、遭遇を繰り返すと、人の目は次第に慣れて、感動が薄くなってしまうものです。 ツーリング先で出会う風景でも、もっとも感動的なのは初めてそこへ行った時です。 これは私が何度も経験したことで。あまりに良いから、と、お客さんを連れ立って行っても、それほどでもなかった。 行ったお客さんも、そうでもない反応。よく見たらそれほどでもなかったな。と私も魔法が解けてしまいます。 こういうことを避けるには、できるだけ、二度行かないという努力が大切です。 みなさまも名前くらい聞いたことがある作家で、萩原朔太郎という人がいます。 この方は、前橋が担ぎ上げている、文化の顔とも言える方ですが。おそらく本人は有難がってはいないでしょう。 評価というものはその時々で変わり、当時朔太郎は、前橋での暮らしずらさを感じ
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10月26日読了時間: 4分


トップコンペティション
トッププロが行う真剣な競争は、やはり感動を呼び覚まします。10月は、宇都宮ジャパンカップ。前橋寛仁親王牌。そして当店のイベント、ツールドムーンも、ひっそりと開催されました。 2025年10月23日 先週は、宇都宮の恒例行事、ジャパンカップロードレースが行われ、世界のトッププロの異次元の競争が、日本国内で行われ、ヴェルタやツールで、リーダージャージを着用した若手のレニーマルチネスの再三のアタックに、目が覚めるように痺れたばかりでしたが。 それから一週間。前橋では3年ぶりとなる競輪G1レースの寛仁親王牌が、本日より始まりました。 いつも私が行くのは初日。定休日ということもありますが、最終レースの理事長杯が、お目当てです。 このレースのメンバーは、ほとんどグランプリのメンバーで構成されていて、年末のグランプリを占う意味において、もっともホットな戦いが毎年のように繰り広げられます。 なぜか、初日の平日に。前橋ウイッチーズのイベントまで繰り込まれ、グリーンドームのセンターステージに近づくと、見たこともないような、若者。というかオッサン?系の人だかりが。..
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10月23日読了時間: 3分


ギアに魂
刀は武士の魂といわれたのは、江戸時代からです。それ以前は、純粋に道具として扱われ、戦の場に何本も携えて赴いたという武士たちも多く存在しました。ダメになったら交換して使用していました。道具はいつから魂に変わったのでしょうか。 2025年10月22日 ブランド品をいくつも集めるコレクター。この多くは実際に使用しません。 なぜなら、価値が落ちてしまうからです。道具なのにも関わらず、使用すると価値が失われるようなものは、もはや道具ではありません。フェラーリなどは、新車から3年乗って、出すときは、価格が買った時より高いといいます。それか、お金持ちがコレに乗る理由は。 私の考えでは、道具というものは使用した瞬間に、もう投資対象ではなく、純粋な相棒になると考えますので、全く惜しむことなく、ガンガン使用します。それは例えビンテージであってもです。 江戸時代は、刀を使う時がありませんでしたから、コレを床の間に掛け、神聖な魂として扱いました。戦国時代は、誰でも持てましたが、江戸時代は武士以外は、帯刀することが許されず、特権意識に拍車をかけるためのアイテムでもあったよ
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10月22日読了時間: 4分


旅のみかた
ツーリングを行うときに、必要な条件はいろいろあると思います。バイクで考えた場合、最も重視するべきポイントはいったいなんでしょう。コレはあくまで私見ですが。最も大切なのは燃費だと思います。 2025年10月20日 皆様にとって、ツーリングで最も重視するポイントはなんでしょう。 まずはバイク選び。ポジションは無理がないことが大切です。そこそこリラックスできて、ときに風圧にも耐えられる。セパハンにカウルはありがたいですが。コレは決してオールラウンダーではありません。結構疲れますから。 ハンドルはややアップ。そしてやや狭い。コレくらいの基準で選べば、疲労感が最小限で済みます。そこそこのパワーの余裕と、現実的な重量。できればビキニカウル、そして最重要なのは、燃費ですね。 コレはいつまで経っても廃止されないガソリン暫定税率と、年々無くなる町のガソリンスタンドを鑑みると、燃費は良いに越したことはありません。 最も高燃費なのは、やはりシングルエンジンでしょう。それも250ccくらいが良いですね。もう少し余力が欲しい場合、ツインの600ccあたりを選ぶといいでしょ
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10月20日読了時間: 3分


万物流転
あらゆるものは変化して、入れ替わりますが、その情報は、そこに置かれた時点で止まります。では一体なにが変わるのでしょう。 それは自分が変わるのです。ヒトの気持ちの変化です。 2025年10月18日 私がこのニュースペーパーというものを始めてから、20年になります。 その間、多くの皆様にこれを読んでいただき、その中には記憶に残ったもの、全くないものなど、さまざまかと思います。 ネットに一度あげたものは消えない。といわれますが。人が見なくなれば消えたも同然なのです。 時々、私もガサっとこの記事を削除します。無論、アーカイブなどは一切取っていませんから、なにも後には残りません。 「なんで消しちゃったんですか」と残念がってくれるお客さんもいますが、ニュースペーパーですから。情報はそこに置いてきて、もう今日は別の話をするのがこのコラムの趣旨です。そこで変化するのは情報ではないんです。むしろ書いている私が変化するのです。そして読み手の心情が変化を補うんです。「今日のシバタはコレか」と。 その変化を面白がってくれる方々、おおよそ三人くらいですが。その方々に見つけ
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10月18日読了時間: 3分


みち標べ
道を教えてくれるものは、その時々で代わります。昔なら道端の道標。散歩しているご婦人。あるときは参謀本部編纂のの大型地図を、又繰り広げてみたり。今ではその多くが、ポケットにある電話です。 2025年10月18日 その昔、「地図にない場所へ行こうよ」なんて歌詞の歌があったように思うんですが。 現代では、そんな怖いことは誰もしないようですね。みなさん、電話の言いなり。それが指し示すものがすべてだと思っているようなフシがあります。 あるお客さんは、GPS記録装置と、インカムを併用し、耳に語り掛けられる道を、言いなりに走っている。という話を聞きました。 「家に帰ってパソコンひらけば、走った道が全て示されるんですよ」ということらしいですね。 そうか、もはやツーリングですら、思考を辞めているんだな。と感じました。これを予定調和といいます。 「太陽の位置と、風の匂いに誘われて」なんてことをいうと、だいたい笑われて、そんなことできません。といわれます。 本当に、私のツーリングはほとんど、このように行なっていて、なにか、予感がするような道に出会うと、気まぐれにそちら
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10月18日読了時間: 3分


アルファ都市
そこはアルファビル。彼の国がそれを設計し、そこでは人々は固有の言語を持たない。そこにあるのはすべてナンバーに管理された統制都市。そこでは自由とか愛とかいう言葉は禁句である。 2025年10月13日 ある男が送り込まれた、そこで蒸発してしまったある博士の消息をもとめて、彼に託されたのは、博士を救い出すか、消滅せしめること。 これは、ゴダールが60年代に製作したアルファビルという映画のプロットです。 中国によって設計された都市には、言語の自由がなく、博愛などを叫んだだけで、銃殺される架空の都市です。都市はアルファ60という人工知能によって管理されています。どこにいてもこの知能は見逃しません。 首筋にナンバーが打たれた女が、近づいてきて、そのエージェントを誘惑します。 「疲れてますかムッシュ」「横になりたいですかムッシュ」などの言葉を繰り返し誘惑します。 いわゆる憂鬱は、人々から言葉というものを奪い取ります。現代においても、言論は監視され、統制され、削除されます。 本当のことは語ってはいけません。二人だけの時。壁もない時。原野の真ん中でなら、話しても平
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10月13日読了時間: 2分


山塊の恐怖
いよいよ、深山幽谷のエリアでは、うっすらと紅葉がはじまった気配です。 気温差と標高がひとつの基準となりますが、その山容の近寄り難さ、という意味では、近隣では三峰をおいてほかはないでしょう。 2025年10月7日 「今年の秋のツーリングは天下茶屋へ行きましょうか」...
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10月7日読了時間: 3分
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